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About – Minami Nami

な ぜ 描 く の か




もし明日、誰かに

「本当に好きなものはなんですか?」
と聞かれたら


私は迷わず答えられるだろうか。


そんなことを考えた時期があります。





私たちは大人になるにつれて
正解を探すのが上手になります。

効率ばかりを考え、失敗しない方法を覚え
人からどう見られるかを自然に気にするようになります。



生きていくためには必要なことですし
そのおかげで守れるものがたくさんあります。

それは決して悪いことではないと思いますが

その過程で、少しずつ
遠ざかってしまうものもある気がします。

理由なんてなくても夢中になれたもの。

誰かに理解されなくても大切だったもの。

ただただ、好きだったもの。



子供の頃の私は、虫やザリガニ取り、
秘密基地のような場所に心を奪われていました。


大人から見たらなんともないものでも

自分にとってはかけがえのない宝物でした。


そこに理由はありません。

「好き」それだけです。


私は今でもその感覚が大好きで
大切だと思っています。



だからなのかもしれません。



いつ頃からか、



本当の自由とはなんだろう。

幸せとはなんだろう。

自分らしく生きるとはどういうことだろう。

自分が生まれてきた意味はなんだろう。

自分がこの世界で貢献できることはなんだろう。



そんなことを深く考えるようになりました。



七虹もメタふれんずも
そんな私の心の問いの中から生まれた存在です。



「いつ思いついたのですか?」
と聞かれることがありますが


実は、最近生まれたものではありません。

何年も前から私の心の中にいて、
数えきれないほど描き続け、


そこから続く世界や物語を
考えながら育ててきた存在です。


ただ、それをきちんとした形で
世の中には出していませんでした。

いつか必ず七虹やメタふれんずの世界を届けたい。


そんな思いを抱えながら過ごしていました。

七虹は、赤いマントをつけた小さな子どもです。

マントを付けてるからといって
本物のスーパーヒーローではありません。


空を飛べるわけでもないし、怖いものもあります。

泣きたいのに我慢してしまう時だってあるし
孤独を感じることだってあります。


それでも七虹は
自分の好きなことを見失いません。


どんぐりを拾い、遠回りをして
大人には理解されないような遊びに夢中になりながら
自分の心に素直に生きています。


私は、そんな七虹が大好きです。

そして、七虹を描いている時に
私の心に問いかけてきます。



「本当に好きなものはなに?」

「本当に大切なものはなに?」


その声は絵の中から伝わってくる時もあれば
自分の心の奥から聞こえてくることもあります。

私は長い間、その問いについて考えてきました。

そして巡りついた答えが
七虹テーマである「自由とこだわり」でした。



私は自由とは
好き勝手になんでもできることでは
ないと思っています。

自由とは自分で選ぶこと。

そして自分で選択したことに責任を持ち
自分で選んだ先にある結果を
受け止めることだと思います。


自分で選ぶということは
同時に別の可能性を手放すことでもありますがない


誰かに決められた道ではなく
自分で選んだ道を歩いていく。


誰かに選んでもらったほうが
楽な時もあるだろうけれど

自分で自由に選ぶという選択に
私は自由の美しさを感じます。



そしてもうひとつ
大切にしていることがあります。


それがこだわりです。

こだわりとは「私はこれが好きだ。」という
意思表示だと思います。


誰かの正解ではなく
自分だけの感じた感情を守ること。

本当に好きなものを好きだと言えること。



もちろん、こだわりが人を苦しめることもあります。


こだわりすぎて完璧を求めすぎたり
失敗を恐れたり
自分自身を縛ってしまうこともあると思います。


でも、こだわりがあるからこそ
その人だけの個性が生まれ
唯一無二の自分になれるんではないかと思います。


自由があるからこそ選べる。
こだわりがあるからこそ自分でいられる。



そして自由とこだわりの先に
愛や希望といった感情に
つながっているんじゃないかと思っています。


だからこそ私は「自由とこだわり」
をテーマにしました



そして私は一つの決意をしました。

これからの自分の人生、七虹と共に歩んでいこう。
この世界を本気で届けていこう。

そう固く心に決めました。



もちろん不安はありました。



私に本当にできるんだろうか。

誰かに届くのだろうか。
七虹やメタふれんずを信じられるのか。





何度も立ち止まっては考え
時には不安に襲われ

七虹の作品を世に出す一歩手前で
立ち止まっていた時期も何度もあります。


けれど、

自由とこだわりというテーマで
描いているのなら


一度きりの人生、私もそのテーマで
生きてみたいと思ったのです。



だからこそ自分の人生を賭けて
七虹の世界を描いていきたいと心から思い誓いました。



これからずっと先も
この気持ちは揺らぐことはないと断言できます。


私は本気で七虹を世界中へ届けたい。



いつか「日本の絵画といえば?」と聞かれた時に
老若男女問わず

七虹の名前が挙がる未来を
本気で目指しています。


それは単純な
有名になりたいからという答えではありません。

七虹やメタふれんず、
自由とこだわりのテーマから生まれた物語を
未来に残し続けたいからです。



なぜならどれだけ時代が変わっても
技術が進んでいったとしても

人が人である限り
感情は無くならないと思っています。


世の中が便利になればなるほど
なぜか本当の自分や感情がわからなくなってしまう。

だからこそ私は描き続けたいと思います。



私の作品を見てくれた誰かが

忘れていた本当に好きなものを思い出したり

自分だけのこだわりを
大切にしてみたくなったり

少しだけでも自分らしく
生きてみようと思えたりするならば

私はそれ以上に嬉しいことはありません。



七虹は答えを与える存在ではなく
忘れかけていた自分自身ともう一度出会うための存在です。

もし作品の前で立ち止まった時
あなたの心の中にある大切何かを
思い出してもらえたのなら。



それが私が七虹を描き続ける理由です。




MINAMI NAMI